D1AL-ogue

ジャンルパズル
開発元CherryPicker
プレイプラットフォームSteam
プレイ時間6時間
こんなゲームサイバーパンクな世界で美女アンドロイドのメンテナンス

このゲームの第一印象は「VA-11 Hall-Aみたいだ…いやいや、そもそもDOS PC意識のデザインだったから、かぶったんだろう」という感じだった。でも背景に答えがあった。VA-11 Hall-Aだ! いやインスパイアゲームだという意味ではなく、VA-11 Hall-Aが背景にあったのだ。右上の方に(ストアページのスクリーンショットからも確認出来ると思うので、気になる人は見てみてほしい。そしてそのまま「ライブラリに追加」)。

そんなわけでVA-11 Hall-Aの影響を受けてないわけがないこの作品。アンドロイドの修理工になって、店を訪れるアンドロイドたちと交流しながらメンテナンスを行うというものだ。基本的には1人の客がきて、会話を見て、メンテナンス(パズル)をして、また会話を見て別れる、という形で、メンテナンスなので当然だが1対1のコミュニケーションしかない。ややルーチン感はあるし、客同士の化学反応が楽しめないのは残念だけれど、日数が少ない分キャラ単体での深掘りをするのは当然だろうし、そのぶん主人公との関係性に注力されている。

3人の客はどの人も魅力的だった(厳密にはもう一人いるけど)。常連客で気安い冗談なんかを言い合える間柄の、近くのカフェの従業員。もう一人の常連で、ヤンデレ気質のありそうな製薬会社の研究員。そして新顔で正義感が強めだった市民保護の公務員(肩書き忘れちゃった…)。ビジュアル的にも、関節の切れ目だったり、機械のしっぽだったり、アンドロイドフェチには刺さりそうな要素もちりばめられている。メンテナンスのために開けるシーンとかもセクシーでしたね。

パズル要素は、VA-11 Hall-Aやコーヒートークに比べると、しっかり遊べるようになっている。基本は3マッチパズルで、マスを移動させて3つの同じマスを繋げるとランクアップした新しいマスが出てくる。そして同じようにランクアップさせていって、指定の場所に指定のランクのマスを置けばクリアになる、という感じだ。

特徴的なのは、マスの配置が長方形型ではなく同心円状に置かれているということだ。ゲーム的には左右が繋がっているというようなものだが、ネオンサインのような色合いと相まって、とても綺麗でサイバネティックに見える。ただ、その分操作にやや難があって、特に中心に近いところでは思ってもない所に移動してしまうこともあった(移動確定まではキャンセルができるし、複数回移動してもそれほど大きなペナルティはないので、そこまで問題にはならなかったが)。

移動回数を減らそうと考えたりするとなかなか考えさせられる、いい按配のパズルだったが、ストーリーを楽しむ上ではパズルが苦手でも問題ない。というのも、おそらくパズルがうまく出来てもストーリーに変更がなさそうだからだ。ランクが下がるようなことはほぼなく、積みの状況もほぼないので、時間を掛ければいつかはクリア出来るようになっている(一部ギミックが状況の巻き戻しや積みに近い状況を生み出しそうだが、避けるのは難しくない)。なのでストーリーが気になるけどパズルは…という人でも、最後までストーリーを楽しむことが出来るだろう。

不満に思うこともないではなかった。バックログや会話ウィンドウを隠すのにキーボードが必要になる点だったり、会話を進めるためのクリック場所を会話ウィンドウ以外の場所でも聞くようにして欲しかったり、パズルの高評価ボーダーを事前に教えて欲しかったり、初日はほぼずっと客がいるからSNSを見るのが気が引けたり。ただ、どれも些細なことではあって、どちらかというとパズルで起きる誤操作が一番の問題だろう。パズルの結果がストーリーに影響していなさそうなのも不満ではあるけれど、無料であることを考えるとそれは望みすぎというものだろう。

少なくとも、SFや美女アンドロイドに興味がある人なら、プレイして時間の無駄だったと思うことは少ないだろう。なんせ、ただ、だし。

ちなみに私はオルカさんが一番気に入りました。ウィンドウ非表示にした時に出てくる腹筋の感じとか、メンテナンス時の後ろ姿とか、ちょっと子供っぽいところがありそうな所とか、グッと来ましたね。

あ、あとちょっとセンシティブにも見える表現があったりする(私の心が汚れているだけかも)ので、苦手な方は注意が必要かも。ただメンテナンスしてるだけなのに、フシギダネー。下ネタはちょっとだけあるけど、VA-11 Hall-Aの方が多いかなくらいしかない。

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